不動産投資・ブログ運営・株のインカムゲインなどの収益のことを不労所得ということが多いですが、最強の不労所得は、敷地内電柱に電柱を入れるだけで起こる敷地利用料による収益だと思っております。
なぜなら電柱を管理するのも電柱の所有者、電柱に不具合が起きて損害が起きたら電柱所有者の責任と管理も・責任も負わずに直径40㎝の電柱を入れるスペース60㎝×60㎝の敷地を貸し出しするだけでお金がもらえるなんてすごすぎると思いませんか?
普通であれば土地を貸すといっても、民法上などの責任は負う必要はありますし、ブログなどの収益はブログ定期手にメンテナンスをしたり、アフィリエイトプログラムが終了したら収益が一気に0円になる場合もあります。
それにもかかわらず、管理・責任なしで電柱を敷地内に入れるだけで、電力会社からお金がもらえるなんて最強の不労所得としか言いようがありません。
反論はさせません。
今回は敷地内に電柱を入れるといくらもらえるのか?
敷地内電柱によるデメリットが4つほどありますので、対策なども含めてご紹介させていただきます。
目次
電力会社からもらえるお金は電柱・支線1つに対して年間1,500円。3年分一括払いが原則
敷地内に電柱・支線を入れると、電力会社からお金をもらうことができます。
NTTの電柱についても同じです。宅地に電柱・支線を設けると1つに対して年間で1,500円支払われます。これは日本各地どこも同じで、電気通信事業法によって定められております。
支払われるのは3年分まとめて支払われますので、電柱だけ入れている分譲地であれば4,500円、電柱・支線を入れていればなんと9,000円ももらえます。
何にもしていないのにですよw
私の経験談にはなりますが、建売業者で勤めていた時に、購入した土地に道路を入れて、分譲地を造成する際に電柱を敷地内に入れることが多く、電力会社に電話をして、電柱の新設及び敷地使用料の打ち合わせを行っておりました。
原則、敷地内に電柱を入れる移設費は0円です。(NTTは有償なので要注意!)
この時に合わせて敷地利用の件でお話しをすると、3年分の電柱移設費をもらうことができました。
建売業者もちゃっかりこの不労所得を利用しております。
敷地内に電柱を入れる際に、電力会社に申請をしなければ電力会社から連絡来ることはありませんので、あなたから電力会社に敷地利用料を請求する形になります。
東京電力の場合ですが、東京電力のフリーダイアルに電話し、敷地内に入っている電柱番号・敷地利用権の話を伝えることで、申込書があなた宛てに届いてきます。
申込書にあなたが土地の所有権を得た日・氏名・連絡先・振込先を記入することで、3年分の敷地使用料が1か月程度先に振り込まれることになります。
私の体験上、東京電力ではその費用負担については柔軟に対応してもらった経験があります。
つまり客に3年分・業者に3年分払ってくれたってことです。
実は申請をしないともらえない。ただ申請すれば、所有権が移った日からお金が払われる。
敷地内に電柱を入れているからといって、勝手に東京電力をはじめとする電力会社がお金を振り込んでくれると思ったら大間違いです。
電力会社からは何もアクションを起こしません。
あなたから電力会社に電話をする必要があります。
仮に引き渡しを受けてから1年後に敷地使用料をもらえることに気が付いた場合、1年分の敷地利用料がもらえないかというと、そんなことはありません。
電力会社は登記簿謄本を取得すれば、あなたがいつから土地の所有者であることが簡単にわかりますから、その月からさかのぼって敷地利用料を払ってくれます。
安心してください。でも連絡しなければ一生もらえませんからねw
敷地内電柱のデメリット4選
景観が損なわれる
電柱があると邪魔ですよね。家の景観が良くないって話です。
正直私はあんまり気にしなかったのですが、お客の立場になったらそりゃもお~~~カンカンですよ。
玄関から少しずらしたところに電柱を移設すれば、車の出入りが邪魔にもならず、鳥の糞の被害に関してもそこまで影響が受けないと思って、玄関付近に電柱を移設しようとしたことがあったのですが、購入者にひどく怒られた経験があります。
結局は、なぜか車庫に少し被るところに、電柱を移設しました。いまでも邪魔ないかな~~って思っております。
また南道路の物件の場合、電柱があることで日陰になってしまうので、窓付近に電柱を移設しないほうが良いでしょう。(建売業者もそこはめっちゃ気にしております。)
電柱についている街路灯の明かりがまぶしい。
街路灯が付いている電柱を敷地内に入れる場合には、街路灯の明かりがあなたの家の窓から入ってこないようにすることも重要です。
夜寝るときに白熱灯によるまぶしさで眠れなくなってしまっては困ってしまいます。たった4,500円の不労所得で睡眠不足になったらたまったもんじゃありません。
対策:市役所の道路維持課に言えば撤去・白熱灯からLEDに変えてもらえる場合がある。
街路灯がまぶしい・撤去してほしいという要望がある場合は、電力会社に連絡をするのではなく市役所の道路維持課に連絡をするようにしてください。
電柱についている街路灯には市役所で管理しているものと、町会で管理してるものと2種類ありますが、ほとんどが市役所で所有している街路灯です。
街路灯の撤去は結構役所は嫌がります。「歩行者が~~、近隣住民が~~~」とか言ってくるでしょう。
でもまぶしいのは困りますよね?
そこで白熱灯タイプの街路灯を「LEDに変える方法」、「遮光のある蓋をつける」、「街路灯の角度を変える」の3つの対策を取ることで、あなたの家の窓から明かりが入り込んでくる光の量が激減するでしょう。
一番良いのは取り外すことかもしれませんが、あなたの家の前も夜は真っ暗になってしまうので、セキュリティよろしくはありません。
街路灯を取るの交渉は最終手段にしましょう。おそらくこれは難しいです。最悪費用請求される場合もあります。
電線に鳥が止まり、敷地内に糞が落ちてしまう。
一番の問題はコレ
電柱の上の電線に鳥が止まり、糞をされてしまうことです。
土地に鳥の糞が落ちまくっている家って絶対嫌です。さらに鳥の糞にはウイルスが混じっておりますので、衛生上もよろしくありません。
対策:電力会社の費用負担で、電線に鳥よけをつけてもらう。
この対策を知らない人も言うので念のため。
電柱につながっている電線に鳥が止まらない対策として、電力会社の費用負担で電線に鳥よけをつけることを依頼することができます。
東京電力で無料で鳥よけを2回ほどつけてもらったことがありますので、間違えなくこの方法は再現性があります。
ただし鳥よけをつけてくれる範囲ですが、家の間口までの電線のみというルールがあるそうなので、家の間口から1m離れた場所に鳥が止まってしまいますがそこは我慢すべきでしょう。
犬のおしっこをかけられてしまう。
電柱に対して犬のおしっこをかけられてしまうケースです。
これを対策するためには、電柱の前にCBブロック(コンクリートブロック)を3段建てててから電柱を建てる方法があります。
電柱の前にコンクリートブロックを3段(50㎝~60㎝)積むことで、ブロック自体は汚れてしまいますが、敷地内に犬のおしっこが飛び散ることを防ぐことはできると思います。
ただしこれは電柱を建てる前にCBブロックを積まなければなりません。
CBブロックの厚さは12㎝+ブロックを支えるベースコンクリートが10㎝程度必要ですから、土地の境界線から電柱までの距離を最低でも20㎝程度離して電柱を建てる必要があります。
位置指定道路・開発道路を入れる分譲地ではここまでの事はしません。
公道に接している土地に電柱を入れる場合の対策としてしか使用できないでしょう。
まとめ
☑敷地内に電柱を入れるを入れると毎年1,500円を3年分まとめて電力会社が振り込んでくれる。電柱の管理・責任も何もないため、最強の不労所得だといえる。
☑敷地内に電柱を入れるデメリットは「景観が悪い」「街路灯がまぶしい」「鳥の糞」「犬のおしっこ」などの問題がある。街路灯・鳥の糞については対策が可能