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電柱移設は簡単!邪魔な電柱を100本は移設した私が教える4つのルールとは?

建売用地を購入するときに、毎度毎度電柱移設を行っている秋です。あなたが購入しようとしている不動産の目の前に電柱はありますか?

電柱あるよって方はぜひ見ていただきたい記事です。

電柱が目の前にあると本当に邪魔だし、家の景観が損なわれますよね?

隣地との土地の境界線上に電柱が有るのであればマシなのですが、車庫の前に電柱がある場合は最悪です。

これはなんとしても移設しなければなりません。

こんな状態・・・

電柱は私たちの生活上必要不可欠なものなので、すぐに撤去することは難しいです。

撤去するとしても他の電柱を太くしなければならない等の事情が出てくるため、近隣の方々への承諾が必要です。そして近隣の方の承諾が必要になった場合はその移設や撤去は難しいと考えるべき。

建売業者はお客様に購入してもらう前に事前に電柱移設を移設する予定をつける必要があります。

電柱移設は一件プロでないとできないのかと思われがちですが、実は簡単に行うことができます。

今回の記事では電柱の移設時の注意点もまとめていきたいと思いますので、注文住宅の土地を購入して、自分たちで電柱移設を行わないといけない方が参考にしていただければ嬉しいですね。

住宅営業マン秋
今回の記事では電柱を100本は移設した秋が、電柱移設の手続きから、電柱移設のルール・クレームなども含めた内容をすべてお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

電柱移設の打ち合わせは実は簡単!電柱移設の3つの流れ

 

車庫の前に電柱があったらめちゃくちゃ邪魔ですよね。早急に電柱移設を移設させる必要があります。

電柱移設を行う3つの流れは以下の通りになります。

電力会社に電柱移設を行う3つの流れ

☑移設したい電柱の電柱番号を控える。(写メで取っておく)

☑立ち合い日を決めて希望移設場所を伝える。

☑電柱移設から3カ月~4カ月後に電柱新設・及び電柱撤去の立ち合いを行う。

以上です。簡単でしょう。1つづつ解説していきます。

移設したい電柱の電柱番号を控える。(写メで取っておく)

出典:http://blog.livedoor.jp/nswa/archives/356586.html

 

NTTや東京電力にどの電柱を移設してもらうかについての情報を伝えるために、各電柱に設定されている電柱番号を伝える必要があります。

NTTや東京電力は電柱番号を元に電柱を管理している為、電話番号を伝えることでどこの電柱を移設するのかを電話でも把握することができます。

電柱移設を控えて伝えると、担当者から折り返しの電話をもらえますので、その時に電柱移設の希望位置などを伝える立会日を設定します。(東京電力のフリーダイヤルは暇なときに電話したほうがいいです。20分は待たされます。)

この写真ではNTTの電柱番号になります。

この場合はNTTに電話をしましょう。逆に東京電力のマークがある電柱番号があれば東京電力へ電話です。私の経験上では東京電力が7割・NTTが3割ですね。

注意

電柱の中には東京電力の電柱を借りてNTTが使用している場合があるので、電柱に2つの電話番号が記されている場合があります。

この場合は東京電力が所有しているので、電柱番号が2つある場合は東京電力に電話するのが正解です

 

立ち合い日を決めて希望移設場所を伝える。

 

電柱番号を伝えて担当者と立会日が決まったら、立会日当時に担当者に電柱移設を行う旨を離します。

希望はなんでも言ってください。できるできないは後日の判断になりますので・・・

移設希望位置の第1希望~第3希望まで決めておくのが良いでしょう。

なぜなら近隣住民の反対や、設計の結果移設が不可などの理由により第1希望が通らなかった場合、再度立ち合いをやり直しするという2度手間が発生するからです。

電柱移設期間は電力会社が新たな電柱の設計・電柱に付属されているケーブルテレビ移設を各会社に連絡することから3カ月~4カ月は移設に期間がかかります。

 

電柱移設から3カ月~4カ月後に電柱新設・及び電柱撤去の立ち合いを行う。

 

現場立ち合いで設置個所が決まり、電力会社の方で各段取りが完了した段階で移設開始です。

この時にも立ち合いを行う必要があります。なぜなら電柱移設先の地中を掘ってみたら電柱が刺せなかったということがまれにあるからです。

現場立ち合いでさすがに地中の中までは把握できません。電柱は結構1発勝負のところがあります。ただ私の経験上、ここまでやってNGだったということはまだ1度もありません。

 

電柱移設を行う4つのルール

ルール1:敷地内にある電柱を公道に移設するのは難しい。

 

敷地内に電柱があって、家を建てるときに邪魔だと考えたあなたが、電柱を目の前の道路に移設しようと考えるはずです。実はそれも難しいってご存知ですか?

何でと考えたあなたは2つのポイントをお伝えします。

 

最近の市や区などは電柱設置を許可しなくなってきている。

 

最初にあげた前提事項で、電柱は誰にとっても邪魔なものであるというお話をさせて頂きました。これは役所等も例外ではありません。

電柱を仮に前面道路(公道)に移設をした場合に、対面の人に役所が文句を言われる可能性があります。これを避ける為には、移設の段階で役所が許可しないことだってあるのです。

 

ルール2:近隣隣地が電柱・電線を敷地内に入れている場合は電柱移設ができない。

 

上記の図を見ると、周り電柱も隣地の敷地内に電柱が有ります。

周りの電柱が敷地内にある場合は、電線接続の影響上、公道側に移設することができないケースが多いです。私たち建売業者はそんな物件を購入はしません。

もしあなたが注文建築をする敷地内に電柱が有る土地であるとします。

周りの電柱が近隣の方の敷地内に電柱があることを確認したら、電柱を敷地外に移設できないと思っておきましょう。

 

ルール3:電柱移設で1mだけ移設することは技術上不可能

今ある電柱があと1mぐらい移設できれば、もしくはあと数十センチ移設できれば、車の出し入れに邪魔じゃなくて済むんだけどって思っている方はおりませんか?

今私が担当している現場でもあと数十センチ移動できれば車庫の出し入れに問題が無い物件なのですが、東京電力いわく、数十センチ移設するってことは物理学上できないとのことです。

実は電柱移設とは、そもそも既存の電柱を新しい場所に移設する事ではありません。

うん?と思ったあなた!

私も最初は電柱を移設させる事だと思っておりました。でも実際には違います。

電柱移設をする際は、希望する位置に新しい電柱を入れて、新しい電柱に電線やケーブルボックスなどを差し替えてから、既存の電柱を引っこ抜くのが電柱移設なのです。

決して既存の電柱を移設するわけではないので要注意。

理由としては新設した電柱にあらかじめ電線や、ケーブルボックスを差し替えておけば、既存の電柱を引っこ抜いても停電はしないからね。

逆に既存の電柱を移設させると、その間は停電が起きてしまうから、これだけは避けなければならないのです。

 

数十センチ移設ができない理由としては、既存の電柱と新設予定の電柱が工事中にぶつかるため。

 

電柱を新設する際に、既存の電柱との間の空間が無ければ、新設予定の電柱と既存の電柱がぶつかってしまいます。

仮に既存電柱と新設電柱がぶつからなかったとしても、電柱を地中に入れる際の工事、既存電柱を抜柱する際の工事ができないのが主な理由だそう。

 

ルール4:電柱移設予定の地中にガス管、汚水桝があった場合は移設できない。

 

電柱移設予定の場所がせっかく決まったとしても、あなたのライフラインであるガス管、汚水桝、給水管が設置位置の地中内にあった場合は、残念ながら移設することはできません。

ちなみに東電さんいわく、ライフラインの管から最低でも2mは離して工事をしたいといっておりました。

せっかくあなたにとってベストな電柱移設位置であっても、ライフラインがあれば電柱工事をすることができないのです。

 

これだけは押さえろ!電柱移設は近隣の方の承諾は得られるものではない。【注意点】

 

電柱移設って非常にめんどくさい問題でございまして、電柱を自分の敷地の目の前に持ってこられて嫌がらない方ってまずいないんですよ。

なんでって?

邪魔なだけだから

電柱は誰にとっても邪魔なだけなんですね。

私も電柱移設をする際に、近隣の方の敷地の目の前に移設って話を毎回させて頂きますが、まず断られます。(笑)

 

電柱を移設する時はこれだけは覚えといてください。

「自分の土地境界線までが電柱移設ができるエリア」

です。

最近では隣地の方以外にも道路の対面の方の許可まで得ないといけないらしいので、ここがめんどくさい話なのですが、道路向かいの車庫の位置も考慮して電柱移設をするのがポイントです!

 

近隣住民のクレームで電柱移設ができない解決策:思い切って敷地内に電柱を入れてみれば!?

もし移設先が上記の理由等で見つからなかったとしたら・・・電柱移設は諦めるべきなのでしょうか?

そんなときは思い切って電柱を敷地内に移動する事をオススメします。敷地内に電柱を要れるメリットとは3つあります。

近隣に電柱移設の許可が要らない。

公道に電柱を移設する際には隣地の方や道路向かいの方の承諾が必要になる場合がありますが、敷地内に電柱を入れる事で承諾が不要になります。もし敷地内に入れられるスペースがあれば電柱を要れるのもアリ!

電柱移設費用が無料になる。

電柱移設は敷地内に電柱を要れることによって、本来10万円~15万円ほどかかる電柱移設費用が無料になるケースが有ります。(株)東京電力は無料になります。更に敷地内から公道に移設する際も役所の許可さえ取れれば無料で行ってくれます。片道切符ではないのでご安心を・・

注意

読者・業者・知り合いなどに確認したところ、NTTの電柱移設は以前は費用がかからなかったのですが、2018年現在は、NTTは敷地内電柱移設でも費用がかかることがわかりました。

東京電力の場合は、現在も敷地内移設は無償です。

 

年間1,500円ぐらいの地代がもらえる?

 

電柱を敷地内に移設すると、あなたの土地の上に電柱を設置することになるので、設置部分の土地に対して賃貸借契約が発生します。

その際の費用が年間たったの1,500円ほどですが、移設費用が無料な上に、お金がもらえるですよ。敷地内移設もわるくないでしょ?

 

まとめ

 

電柱移設の流れ・ルール・注意点 まとめ

☑電柱移設の流れは「電柱番号取得」「希望設置を担当者と現地で立ち合いする」「電柱移設時に立ち合いする」の3つ

☑電柱移設のルールは「敷地内から公道に移設は難しい」「電線と電柱が両隣敷地内に入っていたら移設NG」「1m以内の移設はできない」「移設箇所にライフラインがあったらできない」の4つ

☑他人の敷地の目の前に移設はまず無理!できなければ移設費無料の敷地内移設を検討すべき。

電柱移設の注意点についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

電柱移設は電気会社に言えばある程度は対応していただけますが、電気会社にもできない電柱移設も存在します。

例えば隣の電柱の距離が30m以上超えると厳しいとか・・

もしあなたが電柱移設が必要な物件だった場合は、移設する際の注意点も踏まえながら、事前に移設ができることを確認し購入する事をお勧めします

住宅営業マン秋
今回の記事では移設の流れ・移設時のルールについてご紹介させていただきましたが、下記の記事で、電柱移設の相場・不動産売買に関する電柱移設を補足的に説明しておりますので、チェックしてみてください。

住宅ローンを1円も安く借りるなら複数の銀行で一括審査がオススメ




住宅ローンを1円でも安く借り入れするのであれば、銀行によって審査内容・優遇金利が変わるため、複数の銀行との比較が必要になります。

審査を別々の時期に行ってしまうと、審査月によって金利などが変わってしまう為、銀行を正確に比較することができません。

そこで同時期に最大6銀行の審査結果がわかる住宅ローン一括審査申込を利用することで、条件や金利を比較して1円でも安い銀行を性格に見つけることができます。


住宅ローン審査で見る一般的な審査内容は下記の項目の3つです。

住宅ローンの代表的な3つの審査項目
借入金額と年収の対する返済比率・年収倍率(借り入れができるかの審査)

☑申込人の勤め先・勤続年数・ほかの借り入れの有無(優遇金利の審査)

☑物件の担保評価

借入額に対して審査金利で試算した月々のローンの支払い額が、あなたの年収に対しての割合で貸し出しするかの有無を決めております。

もちろん銀行によって審査金利を緩くしている銀行もあるので、A銀行でNGだったのがB銀行で承認というのはよくある話です。

更に勤め先や勤続年数・担保評価によって銀行の評価方法は変わります。

それによってはあなたが借りられる優遇金利・保証料も各銀行によって変わります。

ある銀行では保証料が金利0.2%だったのに対して、保証料無しの銀行・保証料が0.4%と倍取られる結果もあるので、

本当に良い銀行を見つけるためには、金利だけでは判断するのではなく、総合的に判断する必要があります。

銀行での仮審査の場合は、わざわざ銀行にいって必要書類と審査書類を記入しないと審査できません。

つまり複数の銀行を審査するのにも時間がかかります。

住宅本舗の住宅ローン一括審査を使えば、わずか20分の審査内容記入で、最大6銀行の審査結果が同時期にわかるので、時間短縮と正確なデータがわかります。

メガバンクの(みずほ・三菱)地銀の(大光銀行・武蔵野銀行)ネット銀行の住信SBIとバラバラに審査をするのがオススメ!

メガバンク・ネットでNGでも地銀が承認とか、優遇金利・保証料も正確に比較できます。

まずは20分で住宅ローンの借入金利の比較から初めて見てはいかがでしょうか?

資金内容を先に把握することで、家探しの際の大きな指標になります。

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9 件のコメント

  • 関西電力に公道から所有地(私道)に移設することで相談しましたが、全般的な記事はなるほどで参考になりました。結果は記事どおりでした。

  • 新築で建てようとおもっているのですが、どうしても邪魔な電柱があり、相談したところ公道から所有地にうつすときに9万くらいといわれました、、、(T_T)私有地にうつすのになぜ(; ̄Д ̄)?これは無料にはならないのですか??

    • まる様
      公道側から私有地に移設する場合は、東京電力及びNTTでは基本的に無料です。
      それは売主業者が有料と言っているのでしょうか?それとも電力会社なのでしょうか?
      ご参考までのお知らせ頂ければと思います。宜しくお願い致します。

      • NTTも基本無料なんですね!!NTTに連絡したら、電柱を動かす業者を紹介されて、その業者にこの電柱をどかしてほしいと説明をして後日そこから明細書がとどきました(T_T)

  • 私有地の間口付近に電柱があり車の出入りがしずらく、私有地から私有地の移動で管理会社から業者を紹介され、立会確認したところ『こちらは計画住宅地でこの場所に電柱があるのをわかっていて購入されているから無料にはなりません。だいたい40万ぐらいかかる』と言われた。
    この場合無料にはならないのでしょうか?

    • R様
      コメントありがとうございます。

      40万ですか?
      それは高すぎです。(電柱+支線(撤去))を移設した(公道から公道)でも25万ぐらいです。

      ぼったくられている可能性が非常に高いです。

      ちなみにその業者というのは東京電力orNTTの担当者なのでしょうか?

      その辺がわからないとなんとも言いようがないのです。
      その管理会社はよくわかっていないと思うので、自分たちでこの記事のように移設手配をした方が早いと思います。

      問題は移設先の承諾が得られるかだと思います。分譲地内だとほかの分譲地の関係上移設自体が厳しいのかもしれません。

      ご参考になれば幸いです。

      • お返事ありがとうございます。
        電柱+支線です。
        NTTに電話をし紹介された業者に40万ぐらいになると言われました。
        分譲住宅ですが自分の敷地内から敷地内に移動させたいんですが金額はかかるんでしょうか?
        間口にあるのが邪魔なので少し奥にずらしてほしいのですがこの場合は難しいですか?

  • 新しく土地を購入しました。敷地の前にあるNTTの電柱が車庫入れの邪魔になるため、自分の敷地内の範囲で移設しようと考えています。NTT担当者と現地を確認し、その結果、40センチずらせるそうなのですが、費用は50万程度かかると言われました。費用が高すぎると思うのですが、安くする方法はありませんか?

  • 初めまして

    見積もりの金額が正当な金額かどうか
    教えてください。
    この度NTT電柱の移設で見積もりが56万円きました。電柱28センチ、支線です。
    支線をはずすためには直径35センチにする必要があるみたいです。
    地中に大きなダクト?箱?が入ってるらしく1メートルほどの移設でも通常より費用がかさむみたいです。

    もし反対側の隣地近くの自己所有の土地前に移動するともっとかかるかも?と言われました。移設距離は5メートルくらいです。
    電柱には一方通行の標識がのっていますので隣地側に移動するには交差点から離れるためそれだけを立てるのにプラス10万円かかるそうです。
    これは正当な金額ですか?

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