SUUMOの雑誌で妻VS夫の家さがし食い違い解決法というコーナーを読んでみて思うことが、そういえば、私の接客していたお客様でも夫婦喧嘩していたお客様がいたなと思ったいました。
やっぱり家は一生の買い物ですから、お互い譲れないポイントはありますよね!
ただ喧嘩をしていては、せっかくの楽しい家探しが台無しになってします。
よって買主のあなたは、家族と円満に住宅探しをするために、最初からある程度の家探しの条件を夫婦で話し合う必要があります。
しかしどんな家探しのどんな事で喧嘩になるケースがわからなければ、相談する内容がわからない方もいらっしゃると思います。
よって今回は筆者の体験とSUUMO等の内容から、家探しで起きる夫婦喧嘩のタイミングと内容・解決策について取り上げてみたいと思います。
目次
家探しでの夫婦喧嘩ってどのタイミング?
私が接客している中で、夫婦喧嘩を始めたタイミングは物件を一通り見た後に夫婦の購入条件の食い違いで喧嘩が勃発しておりました。
実際怒鳴り合いする夫婦も過去に1組いたので驚きです。⇦ここで喧嘩されても困るわ(笑)
ただ喧嘩する夫婦っていうのはそれだけ、検討している物件を購入するつもりで喧嘩していることが多いです。
ただ家探しで喧嘩を始めてしまうと、条件等に折り合いがつかない場合は住宅購入を中断するケースがほとんどなので基本的には阻止しなければなりません。
住宅探しを中断しないためにも、事前にお互いの住宅購入の譲れない条件と妥協できるポイントを話合う必要があります。
条件が定まっていないって人も中にはいると思いますので、下記の記事を参考に家探しの条件を洗い出してください。
紙に書いて条件を洗いざらい書いてみると、条件が整理されて非常にお勧めです。
実際に夫婦喧嘩する条件の事例
実際によく夫婦の条件が一致せずに喧嘩になった事例をお話します。
駅近を重視する夫VS日当たりが重視する妻
私が接客していて、怒鳴りあっていた夫婦がもめていたのがこの条件の食い違いです。
この2つの条件をクリアする物件を購入するためには予算が足りなかった為、どちらかの条件を選択する羽目になりました。
基本的に駅近の物件は、周りにマンションや商業施設などの高い建物が建つので日当たりは確保できないことが多いです。
反対に日当たりが良い物件だと駅から離れてしまうケースがあります。
解決策として、妻の日当りの良い物件を勧めることにしました。理由としては2つです。
・駅からの距離は徒歩から自転車を使う事でカバーできるが、日当りは隣地の環境によるので自分たちの努力では解決できることではない!
・夫が住宅を購入する理由は家族の為に購入するので、家に一番いる奥様の意見を重視すべき
この話は、解決策で駅の距離が5分や10分程度離れた物件に対しての話で、これが駅から1時間ぐらい離れた立地と駅近の物件で迷っている場合はまた別の話です。
ただ駅から10分ぐらい離れるだけであれば、自転車を使えば駅近の物件とほとんど同じ時間で駅に通えます。
日当たりと駅近物件のどっちかで迷われる場合は努力で解決できる条件を妥協してください。
これは後悔しないための鉄則事項です。
マンション派の夫VS一戸建ての妻
次に私が接客していて多かったケースは戸建てVSマンションでした。
子供もいるので広い家に住みたい奥様と、老後が心配なのにわざわざ高い戸建てを買うなら、マンションに住みたいと考えている夫でした。
この場合のケースの問題点は以下の通りです。
・マンションより戸建てのほうが購入金額が高いので資金的に不安
・老後が心配なので、階段のある戸建てに住むよりマンションに住みたい
などが挙げられます。上記解決策としては以下のとおりです。
資金面の問題点は、戸建てはマンションより販売価格が高いので、戸建てを購入すると資金的に不安だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、マンションにかかる管理費修繕積立金なども計算しているのでしょうか?
例えば3,500万円の戸建てと2,800万円のマンション・管理費修繕積立金と駐車場代を合わせて月々2万円支払う場合で月々の支払いを比較してみます。35年払い・金利0.625%の場合
戸建ての住宅ローンの場合は月々92,801円に対して、マンションの場合は74,241円です。
マンションのほうが住宅ローンで比較すると約18,000円安いですが、管理費修繕費等の2万円をプラスすると94,241円ですので仮に戸建てより700万円も安いマンションを購入しても、結果的に戸建てよりマンションのほうが高いのです。
マンションと戸建ての支払いを比較する場合は、月々のローン金額だけで見るのではなく、管理費修繕積立金もプラスして考えましょう。
老後の問題点の老後になった時の心配について、確かに老後で戸建ての階段はきついじゃないかと心配するでしょう。
しかし老後のことは老後の時に考えましょう。
なぜなら老後の時の生活と現在の生活では、生活するスタイル・家にいる人数が違うからです。
私がお勧めしているのは、老後になったらマンションに引っ越すって作戦です。
なぜなら子供が多い時にマンションを選んでしまうと、子供が大きくなった時に手狭になり新たに戸建てを探す方がいらっしゃいます。
うちの実家もそうです。
これは非常に資金的にも勿体ないことですし、老後になった時に戸建てのローンが支払いが終わってないので、つらい階段を上り下りしないといけない生活しかできないのも酷です。
ここでのポイントは老後の時は老後になってから考える!!老後の時の生活に合わせて住み替えをすればよいというところです。
予算を抑えたい夫VS暮らしを妥協したくない妻
この問題は特に奥様が専業主婦で、旦那さんが高収入の家族に起きやすい問題です。
実際住宅を購入して35年間ローンを支払い続けるなら少しでも安く抑えたい気持ちもわかります。
私も現在ローンを組んでおりますので、1円でも安く抑えたいのが本音です。
ただ家は高い買い物なのでそこに暮らすなら、快適な暮らしを求める妻の意見もわかります。
このケースの問題点は以下の通りです。
・予算を上げることで月々の支払いを支払っていけるのか?
今回のケースはここだけを解決できれば、物件の予算を上げることができます。例を挙げて説明します。
例 35年払い・0.625% 変動金利の場合
4,000万円の物件が予算の夫婦が4,500万円の物件を購入するためにはどんな事をすればよいでしょうか?
ローンの支払額をそれぞれ比べてみると4,000万円の場合は106,058円に対して、予算を500万円上げると119,316円と月々にして約13,000円も変わってきます。
この13,000円を支払う方法を提示して、不安になっている夫に支払っていけるイメージをさせるかがポイントになってきます。
方法としては2つです。
1 奥様がパートで月2万円稼ぐ 週2日で4時間働けば達成!
2 月2回ほど外食や飲み会を減らして自炊する。(要は節約)
主にこの2つです。
ただ2番の方法は快適な暮らしを求めるのに節約するストレスもかかってきますので、予算を上げたい奥様がパートで働くのが一番現実的だと思います。
500万円の予算を上げるためには週2回のパートで済むと、予算を上げてローンの支払いをしていくことはできそうな気がしてきませんか?
参考になれば幸いです。
まとめ
・夫婦円満に住宅購入をするためには、物件を見る前にあらかじめ条件について話し合うべき
・良く喧嘩する内容は、日当たりVS駅近・戸建てVSマンション・低予算VS高予算の3つ
・家探しは基本的に奥さんの希望を叶えてあげると成功しやすい(笑)
いかがだったでしょうか?
せっかくの結婚してから初めての共同作業になる住まい探しを、楽しい思い出にする為にも、家探しの条件について夫婦仲良く話し合ってから物件を見に行きましょう!!
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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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すべてのハウスメーカーの広告・住宅展示場で良いことばかり謳っているの、こんなはずじゃ無かった!と失敗者が後を絶ちません。
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住宅購入の条件の違いで喧嘩される方は結構多いですよ。