宅建試験を2度も落ち、試験を受けるのを辞めようかと思っていた私ですが、2016年にようやく合格することができました。合格点は44点です。
宅建合格体験談の記事にも勉強の取り組むコツなどをご紹介しておりました。主に下記の内容。
1.問題を毎日20問解く
2.分からない言葉はググル
3.本番一カ月前に模試を2回受ける
上記の内容を愚直にやれば、合格には近づくのですが、確実に一発合格には少し足りません。
上記の勉強のコツ以外にも、私の受かった原因は他にもあると思っております。
私は宅建試験に2度も落ちて会社でも宅建を持っていないという事でネタにもされておりました。
それは悔しかったし、物件をいくら売っていても売主営業では宅建を持っている人のほうが優遇されます。
ここでは初めて宅建を一発で宅建試験に合格する為に、宅建合格体験談で紹介できなかった宅建の超具体的な勉強法と対策をこの記事でご紹介させていただきます。
目次
初の宅建受験で一発合格する超具体的な勉強法
宅建試験は35点取れば合格するテスト!7割を取る勉強をすべき考え方を持とう
宅建試験は民法14点、法令上の制限8点、税法3点、宅建業法20点、その他の項目5点の計50点満点のテストになります。
過去の合格点を見ていきます。
平成19年 209,684 36,203 17.3% 35点 平成20年 209,415 33,946 16.2% 33点 平成21年 195,515 34,918 17.9% 33点 平成22年 186,542 28,311 15.2% 36点 平成23年 188,572 30,391 16.1% 36点 平成24年 191,169 32,000 16.7% 33点 平成25年 186,304 28,470 15.3% 33点 平成26年 192,029 33,670 17.5% 32点 平成27年 194,926 30,028 15.4% 31点 平成28年 198,463 30,589 15.4% 35点
過去10年間の合格点をみると35点以上の合格の試験は3回に対して、35点未満の合格点のテストは7回もあります。
つまり宅建試験は・・・・・
正解率7割を取るテストと覚えておいてください。
わかっていてもこれを忘れて勉強している人が落ちるのです。
かつての私みたいに・・・日本人の悪い癖ですが、完ぺきに物事を覚えようとします。それだと時間は足りません。
完璧主義ではなく完了主義になってください。
勉強しなければいけないところだけ重点的に勉強するのです。
つまり完璧を求めない勉強法こそが宅建試験合格するための勉強法になります。
テキストは解りやすく読んでてもストレスにならないものを選ぶ!
私は宅建試験を受けるたびにテキストを替えておりましたので、テキスト代で毎年5,000円は使っておりました。
今思うと無駄金としか言いようが有りませんでした。
みなさんは宅建の範囲は広い為、すべてビッシリ書いてあるテキストのほうが良いと思っておりませんか?
私はこれには反対です。
テキスト選びに重要なのは、要点だけ書いてあって漫画形式で書いてあるテキストがオススメだと思っております。
理由は早くテキストざっとでいいからすべて読んでほしいからです。
しかも1週間ぐらいでざっとでいいのですべて読むのがベストです。
1回目の読みで、試験の範囲をざっと知ることを早い段階で知り、問題集で内容を覚えていく勉強法にするからです。
これが文字だらけのテキストだったらどうでしょうか?ただえさえ仕事で忙しいのに、文字だけのテキストだとすぐに飽きてしまったり、眠くなってきてしまいます。
私の失敗談として文字だけのテキストを熟読しておりましたが、3日で続かなくなり、それ以降ほとんどそのテキストを使っておりません。
要は細かすぎるのです。
これが完璧主義にした失敗談です。
とにかく読み終えるという完了主義にしましょう。
実際受かった年に使用していたテキストはこの下記のテキストになります。
スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト 2018年度 (スッキリわかるシリーズ)
問題集と過去問でのアウトプットの繰り返しやることで、インプットの質を高めていく
勉強する順番をしっかり戦略立てる事!間違っても民法から勉強しない事!!
試験当日だからこそできることがある!試験を有利に進める3つの方法
試験当日の話ですが、試験当日に何をすべきかによって合格する可能性を引き上げることが可能だと思っております。
その3つの方法はこちら
・試験開始から1時間前には教室にいる
・試験会場では法令上の制限と税法の復習をする。
・問題を解くときは問15番から解く!
試験1時間前に教室にいるというのは、試験前の最後の悪あがきをする為の時間です。
そしてギリギリで試験開始をしてしまうと落ち着いて試験を受けることができませんので、早めに行動しましょう。
試験前の1時間を使って税法と法令上の制限の最終確認をします。これらの項目は暗記する事で正解に導ける項目です。
私は暗記はやることの後回しということで、日本教育の弊害だと思っておりますが、宅建試験を一発合格するためにはこの手を使うしかありません。
暗記は試験日当日の最終奥義です(笑)
現に私は不動産所得税の問題で商業地の取得税率の問題は最後の1時間の間に覚えたので回答することができました。
最後の問15番から解くというのは、法令上の制限から問題を解くという事です。
間違っても問1からは絶対に解かないでください。問1は民法の条文の問題です。
回答に5分以上かかる問題ですから、法令上の制限、税法、宅建業法、その他の項目を解いてから民法を解けば試験時間に余裕を持つことができます。
焦って書いた回答は基本はずれます。考えれば回答が導ける問題が多いのが宅建ですから、試験時間のコントロールをしながら問題を解き進めていきましょう。
まとめ
私は宅建試験に落ちて悔し涙を2度も飲んでおります。
はっきり言って不動産営業マンが宅建を持っていないのは正直つらいです。最近の宅建試験は軟化してきておりますが、戦略を立てて集中して勉強すれば必ず受かる試験です。
この勉強方法を確立してから、FP2級をたった1カ月で合格することができました。この勉強方法は宅建以外でも使えますので、ぜひ参考にしてみてください。
この宅建勉強法が役に立ったと感じた方は、シェアかハテブなどをもらえると嬉しいです。
本試験まであと2カ月ちょっとですが頑張りましょう。
今年一発で合格ラインを超えている者ですが、インプットの質よりも、問題を解くというアウトプットの学習効果が高いのだと考えられます。
問題を解いたあとにテキストでインプットする事は、問題の形式とテキストを結び付ける効果は一定程度考えられますが。