なぜディズニーランドに液状化現状が起きた?液状化の3つの条件と対策法とは


おとといの地震は怖かったですね。福島直下で震度5以上の地震だったため、東日本大震災の余震とまで言われるぐらいですからね。何にもなくてよかったです。

でもこれが千葉県直下だった場合は、揺れただけでは済まなかったはずです。なぜかというとあの地震の震度が来ればほぼ確実に・・・

液状化現象

液状化現象
 

になっていたでしょ。皆さんはそもそも液状化現象って言葉は知っておりますが、どういう現象だか知っていますか?

知ってるよ!

地面から水があふれ出てくるんだろ!?

はいありがとうございます。

ではどいう条件で液状化現象が起こるか知っていますか?どこでも液状化現象は起きるものじゃないんですよ!

液状化現象とはある3つの条件が揃わないと、水が地面から湧き出てくることはないんです。逆に言えばこれから紹介する条件の1つでも満たさなければ、液状化現象は起きません。

LIXILグループの地盤調査会社から講習を受けたことがあるこの筆者秋が、わかりやすくお伝えいたします。
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液状化現象の条件その1:砂地盤

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液状化の原因になる地層は砂地盤によるものになります。砂地盤とは砂の1粒1粒がシルトや粘土と比べて大きいですが、砂と砂がぶつかることで起きる摩擦力が強いため、シルト地盤や粘土地盤より地盤が強固な地盤になります。

しかし砂は地盤が強固ではありますが、砂の1粒1粒が大きい事から隙間ができてしまうことから水を通しやすく、地下にたまっている地下水が地震によって揺れてしまい、地面から水と砂が浮き出てしまいます。

液状化原因は砂
出典:重日本車両

反対に軟弱地盤とされているシルト層や粘土層は1粒1粒が小さい為、密度が高く、水を通す隙間がないためシルト層や粘土層では液状化現象は起きないとされています。

ただし地層の表面2mが粘土層であっても、2mから先が砂の地層だった場合は、液状化現象が起きる可能性があるので注意が必要です。

液状化現象の条件その2:海や川が近くにあり、水位が高い

埋立地
液状化現象は海や川が近くにあり、土地の地下水の水位が高い場所でないと液状化現象は起きません。

具体的にいうと埋立地だったところや、地名に川・池・沼などがついているところ要注意です。

なぜなら、もともと川や池だったという経緯で市名や町名をつけられている場合がほとんどだからです。

例えば、今私が販売している埼玉県川口市のは荒川に隣接しており、ハザードマップでは荒川が氾濫した時の川口市の約半分が海抜2m以上のエリアです。川や池が付くエリアで地質が砂だった場合は注意が必要です。

余談ですが、川口市はシルト・ローム層が多いため液状化現象は起きないだろうと思っております。

問題は埋立地!!

千葉の浦安や東京のお台場・豊洲が埋立地ですが、もともと海だったところを地盤改良をしてから護岸で周りのふちを作り、最後に砂を入れて埋立地を作ります。

埋立地の作り方は鹿島建設のページで詳しく書いてあります。

埋立地でなぜ砂を使うのかというと、埋立地を造成するうえでの工事コストが安く済みさらには砂は粘土層やシルト層に比べて耐震性に優れている為、巨大建築物を建築しやすいというメリットがあります。まさしく一石二鳥です。

そのため埋立地は3つ目の条件がそろってしまえば、確実に液状化現象が起きます。

最近は豊洲のマンションが爆発的に売れておりますが、液状化現象が起きる条件の土地とわかっていて買って居ればいいのですが、知らなかった方は・・・

オシャレなところは液状化が起きる!!

っておもって購入しましょうね。

液状化現象の条件その3:震度5以上の地震が起きた時

震度5以上の地震
液状化現象が起きる最後の条件が震度5以上の地震が起きた時になります。震度5以下の地震が起きた時に、浦安が液状化現象がおきましたってニュースを見たことありますか?

恐らくないと思います。もし震度5以下で液状化現象が起きてしまったら、年中水浸しの町になってますよね。

東日本大震災は関東でも震度5以上の地震が起きたために、ディズニーランドで液状化現象が起きてしまったんです。

あの時ミッキーがんばってたな・・・・

もし一昨日の福島の地震が千葉直下の地震だったと思うと、またディズニーランドは水浸しになってしまいますね。

埋立地の方は震度5以上の地震がこないことを願うしかなさそうです。

 

ディズニーランドでの液状化の被害は?

疑問に思う女性
ディズニーランドで液状化したところは、館内ではなく、駐車場のみが液状化しておりました。理由はおそらく、館内は地盤改良をしているが、駐車場は地盤改良をしていない為に液状化現象が起きてしまったのです。

地盤改良をすることによって、液状化現象が防げるという事がディズニーランドの件でわかりました。

住宅街で液状化現象が起きたらどうなるの?

液状化した土地
一般住宅で液状化現象が起きてしまったらどんなことが起きるかをまとめます。

住宅街で液状化が起きた場合

・地盤が水によって緩くなってしまうことから、建物の重さによる地盤沈下が起きる。

・地盤改良で杭を入れたとしても、今まで土に固められていた杭が液状化により水の中に杭がある状態だと、余震で杭が折れてしまうこともある。

・地中に中にあるライフラインが水の浮力によって浮かびあがり、ライフラインが寸断されることもある。


この3つが主な液状化現象の被害になります。ディズニーランドとは違い一般の住宅では液状化現象を防ぐのは難しいと思います。液状化を防ぐためにはどうしたらよいでしょうか?

液状化現象の対策は?

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液状化現象が起きてしまうと建物の地盤が軟弱になることは間違いないので、地盤改良する事が一番の対策になります。ここではいくつか紹介していきます。

自分の土地の地質を知る。

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自分の土地がそもそも上記の3件に当てはまる土地なのかを知る必要があります。建売業者では地盤保証を付けるのが義務化されておりますので、地盤調査は必ずやっております。マンション業者でもボーリング調査をしているため、地盤調査は必ずやっているはずです。

地盤調査をすると、地盤調査報告書が必ず頂けますので、物件を検討するときは必ず確認しましょう。ここで砂でなければ特に液状化を心配する必要はありません。

確認した結果が砂であった場合は下の対策をするかを検討しましょう!(建売業者の場合は地盤改良をしているため工事ができない場合があります。)

更地の時の対策は水を通さない為の地盤改良をする。

地震が起きた時に砂が水を通してしまうなら土地の表面をセメントで固めて水が出てこないようにすればいいのです。

こんな感じ!

液状化対策でセメントで固める
主にこの工事は注文住宅の方が着工する前に行うのがベストだと思います。建売業者だと工程の関係上で多分やらないかな?着工前の段階で契約すればできるかも♪

建物が完成してからの対策(追加補強)

建物が完成している時に契約した場合は、上記の地盤改良が使えません。よって建物が完成している時は、液状化現象を防ぐ対策ではなく、液状化現象が起きても倒壊しないように建物を補強することが必要になってきます。

こんな感じでね。

液状化対策の柱状改良
出典:http://www.taisin-net.com

 

建物の基礎に追加して杭を打つことで地盤をより強固にして建物の不動沈下を防ぎます。

これであれば建物が完成していても地盤対策をすることができます。

相当の費用を要しますが、もし心配であればやっても問題はないと思います。

ただし、新たに地盤改良をするときに、地盤調査会社の保証内容に抵触してしまう恐れもあります。必ず地盤調査会社に地盤改良をすることで、保証が無くなるのかの有無を確認してから行ってください。

まとめ


液状化現象は地質が砂で、埋立地や水を由来するエリアに震度5以上の揺れが起きた時に初めて起きる現象。この条件のうち1つでも揃わないと液状化現象は起きない。

・ディズニーランドの液状化原書から学ぶこととして、地盤改良をしていない駐車場のみが液状化していたので、地盤改良をすれば液状化現象を防ぐことができることがわかった。

・個人で液状化対策をする場合は、土地の地質を知り、更地の場合は液状化しないための対策を取るに対して、建物が完成している場合は、液状化が起きる前提で、建物が倒壊しないように地盤改良をすることが大切!


液状化現象の3つの条件はいかがだ ったでしょうか?地震で液状化現象を心配されている方が非常に多いので、この記事であなたの不安を解消できれば幸いです。

液状化について正しい知識を身につけることであなたの家探しに役に立てばうれしいです。

この記事が役に立ったと思ったらコメントかシェアを頂ければ非常に喜びます。


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