仲介手数料無料でも不動産屋が儲かるからくりを不動産営業マンの私が解説しよう。


物件にもよりますが、諸経費のおよそ半分以上かかるのがこの仲介手数料です。

この仲介手数料ですが不要になれば、あなたはそのお金を引っ越し代に充てるができます。

仲介手数料の計算については下記の記事を読んでみてください。


改めてみると仲介手数料は高いですね。手数料を物件価格の3%しか取らないのに、ビジネスに成り立ってしまうのが不動産業の魅力でもあります。

ところで皆さんはこんな看板や旗を見たことはありませんか?

tesuurilyouhuyou
出典:http://www.552103.com/fs/gogofudousan/njprsi09-3c45010

おそらくあなたは物件を探して、現地に行く際に何度か見たことはあると思います。

ただ前回の記事で話したように、仲介手数料で生計を立てている不動産屋は全体の約8割になります。それなのに買主に対して仲介手数料を不要にしているという事は、契約後は買主のことを全くフォローしてくれないのかと不安になるはず!

てか!

会社潰れない!?大丈夫!!

結論から言うと、ほとんどの不動産屋は潰れません。大丈夫です。むしろこれからは仲介手数料無料になってくる時代になるでしょう。

しかしわざわざ無料で手続きをしてくれるというのには裏があるはず!と思って疑心暗鬼になっている人もいると思うので、今回は仲介手数料無料でも儲かる仲介手数料のカラクリについて不動産屋である私がが語ってみます。

仲介手数料には両手契約と片手契約の2種類ある。

仲介手数料とは1つの契約に対して買主であるあなたに対して、最大3%+6万円×税以下の仲介手数料を請求することができます。

これが売主にも同じく、3%+6万円×税を請求できたとするとどうでしょうか?

仲介会社とは文字通り買主であるあなたと、売主の間に入って手続きをする為、当然売主から手数料を頂くこともできます。これを両手仲介といいます。

よって仲介手数料は6%+12万円×税が仲介会社が頂ける最大の手数料の額になります。

tilyuukaitesuurilyou rilyoute
売買価格が3,000万円の物件を成約し、売主・買主の両方から仲介手数料を頂ければ、それだけで200万円以上の手数料が頂けるわけです。

仲介会社の経費は営業マンの人件費と広告費だけしか経費が掛からず、手数料の6割以上が会社の利益になります。

余談ですが、仲介会社の不動産営業マン・住宅営業マンは手数料の10%~20%を歩合で頂きますので、営業マンの立場から言っても両手契約で契約をしたいのです。

一方仲介手数料の片手は、売主・買主のどちらか一方にしか請求ができない場合の事を指します

tilyuukaitesuurilyoukatate
イメージ図で説明すると、売主が持っている不動産を売主サイドの仲介会社が広告に出したとします。広告を見た買主サイドの仲介会社が買主に物件を紹介をして見事成約した場合

売主は売主サイドの仲介会社に手数料を支払い、買主は買主サイドの仲介会社に手数料を支払います。

これがいわゆる片手仲介になります。

当然営業マンとしては、両手仲介の半分しか歩合がもらえませんので、どうしてもそこしか当てはまらないお客様以外は基本的にはこれをやりたがりません。(仕事量が2倍になっちゃうからね)

ただ時代の流れとして、売る側の知識と買う側の知識の差があまりにも激しい為、買主側に専属の仲介会社・売主側にも専属の仲介会社をつける取引が今後増えると予想されております。

そもそも仲介会社は手数料を取りすぎだという意見もあります。(そんなこともないと思うけどね。)

これで仲介会社手数料の仕組みが分かってもらえたと思います。両手仲介を行えば、必ず売主業者から手数料がもらえます。仲介手数料を払うのは買主のあなただけではありません。

仲介手数料0円にしても業者が儲かる3つのパターン

スポンサーリンク


仲介手数料が無料になるケースは主に3つございます。

・仲介会社を通さずに売主から直で購入した場合

urinusitilyoku
不動産業者の8割は仲介会社ですが、残りの2割の業者は売主業者がほどんどです。

売主業者から購入すれば、間に業者がいないので仲介手数料を支払う必要がございません。

更に仲介手数料を支払わなくても、売主業者が契約書・重要事項説明書作成や買主のローン手続きなどを売主業者がやってくれます。(仲介会社と同じようにやってくれます!!)

但し仲介会社を通して購入したほうがよいケースは個人の売主の場合は、売主も宅建業者ではないので、間にちゃんと仲介会社を入れましょうね。

ただ売主が表出て販売活動をしてしまうと仲介会社の立場が無くなってしまい、仲介会社とのお付き合いが無くなってしまうことから、売主が自ら広告を出して販売することはほとんどありません。(広告費もかかるから、手数料払って仲介会社に売っていただいたほうが得なんだよね。)

よって売主と直接取引ができたらラッキーだと思います。

・仲介会社が売主代理で販売していた場合

urinusidairi
売主が仲介会社にすべてを任せて代理販売をしている時はチャンスです。

代理とは上記の画像に記載している通り、仲介会社は売主から手数料を6%+12万円×税を頂いております。媒介では一方から頂ける手数料の最大は3%+6万×税ですが、代理では一方から媒介の最大2倍までの手数料を請求することができるのです。

売主から仲介手数料を頂けるので、当然買主であるあなたに請求する必要はないのです。

・片手仲介で販売する仲介会社の場合

%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%893
仲介手数料を売主の業者から頂いて、買主に仲介手数料不要といって広告する仲介会社がここ最近増えてきております。恐らく考えられる理由としては3つです

片手仲介が増えてきている時代背景

・現地販売会などを一切やらないことによって、人件費を減らして少人数で運営していく。

・広告チラシなどの費用対効果が悪いものは一切やらず、ネットのみの集客

・将来は不動産取引をネットでできるようにする政府の後押しもあることから、できるだけネットで業務を行い効率化を図っている為


要はネットを使って、無駄な人件費と広告費を省いて、仲介手数料不要という言葉を武器に数で売り上げを稼ぐスタイルに変わってきているのかもしれません。

ただ不動産取引をネットで行えるようにするのは、不動産営業でもあり、住宅営業マンの筆者としては反対です。

不動産にはトラブルがつきものです。そんなときに相対でお話せずにネットに頼っていたら、トラブルが解決するものも解決しないです。広告とかはネットでいいけど、契約関係についてはネットで行うのは反対ですね。

仲介手数料を支払わないという事はもちろん一番嬉しいことですが、仲介手数料を支払うという事は、不動産取引を決済が終わる最後までしっかりやり遂げてくれるという意味でもあります。

私は売主の不動産営業マンですが、経験値上、仲介手数料不要の仲介会社は買主にいい加減な場合が多いです。*ローン本申し込み忘れてたとかねw。ローン条項過ぎてるのに・・

あなたの担当の営業マンは大丈夫ですか?そこもチェックしてみると良い取引ができると思います。

余談:仲介手数料0円でも、あなたの加入する火災保険・地震保険・オプション工事のキックバックや、ローン事務手数料で稼いでいる。

仲介会社が不動産取引時に得る手数料は何も仲介手数料だけではありません。(笑)

多くのお客様が住宅ローンを使用しますので、住宅ローン事務手数料を請求します。(5万~15万)税抜き

また火災保険に加入してもらえれば、保険料の1割程度のバックもあります。保険料30万だったら3万円程度

さらに物件の追加工事を行う場合(カーテンレール・網戸・テレビアンテナ・フロアコーティング)などのオプション工事を行う場合も工事業者から不動産業者へキックバックが支払われております。

もちろん仲介手数料と比べると少ない金額ですが、全くお金が入らないわけではないんですね!

不動産屋に訪問する業者もキックバックありきで商品を提案をしてきます。ちょっと汚い業界でもありますが、地道にこういうことをしていかないと仲介手数料無料で取引するのが難しいということです。

仲介手数料無料のデメリット

一応仲介手数料無料のデメリットについても触れておきます。それはトラブルが起きた時に仲介会社が味方になってくれるのは売主側になるということです。

仲介会社にとって、お金を払ってくれる方は売主だけになります。もちろん購入してくれる買主がいないと売主から仲介手数料はもらえませんので、買主も重要なのですが、手数料をもらった後に揉めた場合は、基本的に仲介会社は売主の味方になるということだけ覚えておいてください。

家は一生の付き合いとか言っておりますが、現実的な話、仲介会社と買主であるあなたの取引は1回~2回になるのに対して、仲介会社と売主の取引回数は10回以上になるかもしれません。

仲介会社の本音は売主と仲良くしておきたいというのが本音です。

まとめ


・仲介手数料には片手仲介・両手仲介の2種類ある。営業マンは両手仲介を狙っている。

・仲介会社を通さない、直接売主と取引をすれば仲介手数料は不要!

・売主代理は媒介の2倍の手数料がもらえるので、こちらも仲介手数料は不要!

・仲介手数料不要の会社でも全然問題ない!むしろ経費削減を企業努力をしている会社が多い!


いかがだったでしょうか?

仲介手数料が不要になるパターンはお分かりいただけましたでしょうか?

住宅を探すポイントの1つになると思いますので、担当の営業に聞いてみてくださいね。

この記事がお役にたったなら、下のハテブかシェアしてくれると筆者は激しく喜びます。


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です