9月から社会保険料が増額する予感しかしない秋です。
事のきっかけは嬉しいことにですね、年明け早々に土地を仕入れることができましたので、その歩合が4月にいただく事ができそうなのです。
まさかこの歩合が社会保険料を増額させるとは思ってもみませんでした。
前回の老後の年金の計算という事で、年金の計算方法をご紹介させていただきました。
この記事を書いていたときはですね。年金の計算するときの給料額は、固定給と交通費等が対象になって、それに対して保険料を支払うので、厚生年金はカスみたいな金額だけど、税金の負担は少ないならOKって思っておりました。
足りない分は不動産投資でカバーする予定だし、場合によって月々28万円の越えたら厚生年金部分はもらえないからね。
対象になる給料が少なければ、年金も大して払わなくて済む!!♪って思ってたんですよ。
しかし!?
これを見ると・・・
標準報酬月額は4月、5月、6月のお給料+各種手当の合計です。手当には税金上は所得として扱わない「通勤交通費」についても収入として扱われていまうのが特徴です。
たとえば、基本給が12万円、残業手当が2万円、交通費が1万円という場合は15万円が標準報酬月額の計算金額となります。この3カ月の合計を3で割った数字が標準報酬月額です。
ええ・・まさかの歩合も標準報酬月額に入ってしまうってことです。
そして筆者秋はあることに気が付きます。
なんと4月に給料とは別に歩合が30万円以上入ってしまうのです・・・
それ以外でも5月・6月は毎年歩合が8万円~10万円ぐらい入ってくるため、ますます保険料増税に期待がかかります。
という事で、実際にどれくらい増税するか調べてみるぜ。
目次
筆者秋の平成29年4月からの3カ月の給料予定額は?
基本的に歩合を頂ける会社なので、固定給は安く、役職手当とガソリン代を合わせて25万円になります。それにプラスして歩合の為、おそらく4月が55万円・5月が31万円・6月も31万円ぐらいになるかと予想されます。
3カ月の平均がなんと!!39万円になります。これはうれしいことなのですが、標準報酬月額が増えてしまえば当然社会保険料が増えるので喜んではいられません。
社会保険料の年収ごとの支払い額を見てみると、等級が22になり気になる金額は健康保険料が会社と折半して18,829円・厚生年金については21,831円になり、合計するとなんと4万円越えの40,660円になります。
ちなみに現在は健康保険と厚生年金を合計して、29,766円ですので・・・
月1万円も!?
年間12万円じゃん!
大体、社会保険を払ってもどうせ今20代の奴が60歳になった時は年金って制度があるかもわからんのに払ってられるかよ!
12万円あれば株をやるか、2棟目の不動産投資の資金にしたいところであります。
社会保険料を抑えるためにはどうすればいいかを本気で考えたところ2つの方法がありましたので、ご紹介いたします。
1つ目 4月・5月・6月の歩合を7月以降に頂く!
社会保険の標準報酬月額が決まるのが4月・5月・6月の給料によって決まりますので、この月以外に頂くように会社にお願いしてみる方法です。
会社として見てもあなたの社会保険料が上がってしまった場合は、毎月1万円以上の増額によって年間にして12万円も負担することになります。
給料の支給するタイミングをずらすことによって、会社としても年間10万以上の節税ができるわけですから、会社に相談する価値もあるかもしれません。
但しこの方法を使用する場合は注意が必要になります。
社会保険控除が少なくなり所得税・住民税が上がる。
社会保険料を支払う事により、支払った分については社会保険控除を受けることができます。
4月・5月・6月の給料を調節したとしても、会社からもらえる年収が同じことです。社会保険料を沢山支払う方が、社会保険料を節約した時に比べて控除が受けられますので、控除後の所得が少なくなります。
所得税と住民税は、控除後の所得が多いければ多いほど課税されますので、結果として所得税・住民税が高くなります。
住民税・所得税は社会保険料と比べても大したことはないので、恐らく社会保険料を節約したほうがいいかもしれません。
直近3カ月で年収の平均が上がりすぎるのも注意
4月・5月・6月で給料の調整によって社会保険料を抑えたとしても、その後3カ月後のに4月からの3カ月の平均を大幅に上回ってしまうと社会保険料が増額してしまいます。
具体的にはその後の3カ月の給料平均で大体月2万円以上(2等級)上がってしまった場合は、社会保険料が増額しますのでご注意ください。
年金のもらえる額が少なくなる。
年金の計算式は平成15年以前であれば、平成15年までの社会保険料を払い込んだ全年度の標準報酬月の平均金額で計算され、平成15年度以降であれば、全年度の平均報酬額で計算されます。
当然この金額を故意で減らすわけですから、そのことを理解することが必要です。
一応会社が半分負担してくれているわけですから、老後の資金計画が成り立っていない方は・・
ラッキー!!
会社に半分負担してもらっちゃえ
っと思って将来の為に払っていたほうが無難です。
2つ目 月々の平均給料額で決めておらう
社会保険料は原則4月・5月・6月の3カ月間の給料平均で保険料が決まるのですが、一定の条件を満たせば、例外として月々の平均給料で社会保険料を決めることができます。
この方法を使えば固定給でもらっている会社員の方と同じような扱いになるので、いきなり税金が爆発的に増えたわ・・オワッタってことが無くなります。
詳しい条件については引用します。
①通常の方法で決めた社会保険料の等級と、年間平均で決めた社会保険料の等級との間に 2 等級以上の差があること
②この 2 等級の差が、業務の性質上毎年発生することが見込まれること
③社員が同意していること
出典:マイベストプロ
この3つの条件に当てはまるのであれば、月々の平均給料にすることができます。
しかしこの条件意外と厳しい・・・
私の場合だと①と③はクリアできそうだけど、②の業務の性質上毎年発生することが見込まれることについてはクリアできそうにないな~~
私の勤めている不動産業界では1月・2月・3月が書入れ時になりますが、4月・5月・6月は急に問い合わせが減り、契約本数が減ってしまいます。
基本的に不動産屋の歩合を頂くときは、家の引き渡しが終わった月の給料になるので、もし契約を3月、4月に引渡しをする場合は、歩合は4月の給料にいただくことができます。毎年3月に契約ができれば、不動産業界としては平均給料額で社会保険料を決めてもらえそう。
この方法は条件の内容を見る限り、通常通りの方法より安くできる確実な方法なので、上記の条件に当てはまる方は社労士などに相談して手続きを取ってみるのも手かもしれません。
ではまとめます。
まとめ
・私「秋」の4月・5月・6月の平均給料が高いので、社会保険料が月1万円・年間12万円も上がる。
・社会保険料を安く済ませるには、4月からの3カ月間、残業をしない事や、歩合をもらえたとしても会社にもらえる時期をずらすなどして交渉してみるのもあり。
・社会保険料を安くすることにより、社会保険控除額がへることから所得税・住民税の負担が増える。
・一定の条件を満たせば、4月からの3カ月間の平均給料額ではなく、年間の平均給料額で見てもらえることができる。
今日の記事はいかがだったでしょうか?
恥ずかしながら、わたくし秋の切実な問題になっております。若者にとってみれば、年金はもらえるかわからない代物なので、正直払いたくないのが本音です。
そして今年はまた国民年金が年間総額200円以上少なくなりました。
このまま少子高齢化が進めば、2033年ごろには年金という制度自体が破綻するとまで言われております。
そんな不安定なものにお金を払うのであれば、できるだけ社会保険料を安くし、老後のための投資をしていくほうが、これからも若者にとってはよいのでは私は思います。
この記事を読んで、年金の仕組みや、筆者秋の考えがわかってくれたらうれしいです。
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