地震に強い木造住宅とはどんな家?住宅営業マンが伝えたい強い家の5つの特徴


住宅購入をする際、地震に対しての耐震などの事を確認せずに購入する方はほとんどいないと思います。

やはり7年前の東日本大震災の影響が大きいかと・・・

でも住宅購入する方は、地震に強い家の具体的な特徴を知らずに、住宅営業マンに確認をしてくるのですが、住宅営業マンの回答があいまいだと、納得できずに住宅購入を諦めるか、もしくは今の家は地震が来ても倒壊しないよね♪といって購入される方が増えてしまいます。

ネットで地震に強い家を調べても、木造住宅は地震に弱いから、鉄骨造や鉄筋コンクリート造(RC造)にすればいいなどという記事を見かけますが・・・

誰しも鉄骨住宅やRC造で家を建てられるお金持ちなら苦労しねーよって(笑)

突っ込みを入れたくなります。

実際家を購入したい層は20代~30代後半ぐらいの若い世代が多く、多くの方が建売住宅や、木造住宅を購入している方がほとんどなので、簡単にRCで建てればOKという単純な話ではないのです。

むしろ木造住宅で地震に強い家の特徴を知りたい方のほうが多いと思いますので、私が思う地震に強い家(木造)の特徴をご紹介させていただきます。

 

ビルトイン車庫がない家!つまり耐力壁が多い家のほうが強い家

 

家の強さとは、地震のショックを和らげてくれる「耐力壁」がどれだけあるかによって決まってきます。

耐力壁(たいりょくへき/たいりょくかべ)とは、建築物において、地震などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつのことを示す。そうではない壁(構造的に固定されていない壁)は非耐力壁と呼ぶ。また、木造建築物においては、耐力壁に似ているが、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁など)を準耐力壁と呼ぶ。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%90%E5%8A%9B%E5%A3%81

 

1階に車庫スペースを作ってしまうと、その部分だけ壁が少なくなってしまいます。そのため、耐力壁が土地に駐車場を設けるタイプと比べて地震に弱い家なってしまいます。


出典:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/qa/2006_04/index.html

 

どちらの家も地震の強さは同じだと思われるかもしれませんが、仮に建築確認済みが下りたとしても、それは建築基準法の耐震基準(命を守れる家:半壊程度)の基準を満たした家に過ぎず、地震が起きた後にも住める家かどうかはまた別問題なのです。

同じ基準で申請が取ったとしても、大震災直後に住み続けられる家は、耐力壁の多い(ビルトインガレージ無し)の家のほうが地震に強い家なのです。

*都内の物件だとビルトイン車庫の物件が殆どなので、仕方のない話なのですが、それ以外の埼玉県の物件や神奈川などの物件では、ビルトイン車庫ではなく、土地に駐車するタイプの家のほうが地震に強い住宅を購入する事が可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

耐力壁の配置のバランスが取れた家:隅に窓が有る家は注意!!

 

上記で耐力壁が多いタイプの家のほうが地震に強い家の特徴とお伝えしましたが、耐力壁の設置個所が東西南北にバランスが取れた配置なのかも重要な項目になります。

一般住宅の間取りの特徴として、日当たりをよくするために南側に沢山窓を設けるケースが有りますが、南側の窓が多すぎて、耐力壁が足りなかったり、またサンルーム(ガラス張り)の部屋を家の角に作ってしまうと、地震が来た際に、窓が多く耐力壁が少ない南側から倒壊する確率が上がってしまいます。

耐力壁のバランスの良い家     南側の耐力壁がなく、バランスの悪い家

 

        
出典:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/qa/2006_04/index.html

 

同じ建築確認審査の承認が下りた建物でも、耐力壁のバランスが悪いと、地震に強い家とはいえません。

日当たりも重要ですが、耐力壁の配置も家を守るという意味では重要になりますので、注文住宅を建てる際は担当の設計士に相談してほしい項目になります。

 

屋根がコロニアル葺などの軽量の屋根である事!従来の瓦屋根と比べて1.4倍の耐震性がある。

 

地震に屋根の重さが関係あると、初めて家を探す方は思わないかもしれませんが、そんなことはありません。

屋根の素材が軽いと、昔の家に使われている瓦屋根と比べて約1.4倍の耐震力になります。


出典:街の屋根やさん千葉

昔の屋根って、平均して6000キロ程度あったてご存知でした?東日本大震災などで倒壊している家というのは、屋根の重さに耐えきれず、家がつぶれてしまっている住宅も多いのです。

現在の住宅の屋根の重さは約600キロ程度で桁が1つ変わってきます。

屋根にこだわることが、地震対策の第一歩という事を知ってもらえれば幸いです。

ただ現在の建売住宅の殆どがコロニアル葺き(軽量屋)なので、そこまで屋根にこだわる必要はありません。

もしあなたの実家の家が瓦葺の屋根だったりするのであれば、免震構造等にリフォームを検討する前に、屋根のリフォームをしたほうがコスパが良いと思います。

その根拠をこちらに貼っておきます。

http://www.mokutaikyo.com/dcms_media/other/data-160831.pdf

耐震等級が3の建物は、通常の建築基準法に定められた家(耐震等級1)の1.5倍の耐震力がある。



建築基準法で定められている家の地震に耐えられる家の基準としては、100年に1度起きる地震(東日本大震災級)に対して、倒壊しない(入居者の命をまもる)程度の強度で設計されております。

これでは倒壊しないなので、半壊まではOKなわけですよ・・・つまり補修費用が莫大にかかるって訳です。

地震がおきても変わらない生活を送るためには、耐震等級2以上の物件を購入したほうがよいかもしれません。

ちなみに耐震等級2のレベルで、学校と病院に相当する構造になっております。

耐震等級について詳しく知りたい方は下記の記事をお勧めします。


 

地震後の二次災害が実は一番危険!!火災に強い家がベスト


 

阪神淡路大震災などでは、地震で建物が倒壊して亡くなった方よりも、建物倒壊後の火事によって亡くなった方のほうが多いのってご存知でした?

火を使って料理を作っている最中に、地震が来てしまった場合・・・その火が家に燃え移り、大火事につながるため、木材が燃えにくい構造や素材であればよりベストです。

ここで紹介する構造は、ツーバイフォーになります。

ツーバイフォーは、アメリカで生まれた構造方法で、在来工法よりも火災に強い構造で有名です。火災保険料も安くなります。

*在来工法とは、日本の木造住宅で最も使われている構造の名称

ツーバイフォー住宅が地震に対して、どれだけ強い家なのかを下記の記事でまとめております。


 

まとめ

 


・ビルトイン車庫がない家!つまり耐力壁が多い家のほうが強い家

・耐力壁の配置のバランスが取れた家:隅に窓が有る家は注意!!

・軽い屋根の素材を使っているか!?それだけで耐震性が1.4倍も変わる結果もある。

・耐震等級が高い家のほうが当たり前だけど、地震に強い家!等級1が変わるだけで、0.25倍変わる

・地震後に1番死者が出るのは2次災害の火災によるものなので、火災に強いツーバイフォー住宅をオススメ


地震に強い家というCMがよく流れますが、そのCMでなぜ地震に強い家なのかがよくわからなかった自分がいたので、あえてこの記事を書いてみました。

ご紹介した5つの特徴以外にも、各ハウスメーカーの技術がプラスされて、更に地震に強い家が出ております。

ただ、これはあくまでも建物だけの話になります。最終的に地震に強い家というのは、土地と建物の重量に対してもバランスではないかと私は考えますので、土地についても担当者に確認しておくのが一番の地震対策ではないのでしょうか?


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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。


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