我が職場では相変わらず、フラット35の人気がとどまることを知りません。最低でも月1件は適合証明書の発行を依頼しているぐらいです。特に4月1日に発表された子育て支援制度により制度が始まれば、フラット35Sに併用して更に0.25%の優遇金利が受けられるようになります。
フラット35Sは国の予算が尽き次第終了するといわれてきましたが、いつまで続くのかは住宅支援機構でも発表はされておりませんでした。しかしここにきてフラット35Sに終焉が近づいてきました。
なんとH29年10月から0.3%優遇から0.25%優遇に減ってしまうのです。これはフラット35Sに対する国の予算が無くなってきたことによる金利引き上げなのでしょうか?いずれにしてもこれからフラット35を利用しようとしている方は、かなり重要な話になってきますので絶対に最後まで見てね♥
目次
金利が0.05%高くなると月々の差額はいくらだよ。
平成29年5月現在のフラット35の金利は1.06%になります。*私が4年前に入社した時は金利が2.16%でしたので、当時の半分です。
1.06%からフラット35Sで金利優遇をすると、0.3%の優遇になりますので金利はたったの0.68%になりますね。
仮に4,000万円を35年間借りた場合は月々の支払額が107,047円になります。これが10月からフラット35Sの金利優遇が0.25%になった場合はいくらになるでしょうか?
結果は・・・・・
107,137円
差額90円なり・・
4,000万円も借りてもたったの90円しか差額が無いですよ。実際はフラット35SのAタイプは10年間適用になりますので、90×120カ月=10,800円
10年間で1万円高くなるって思うとわかりやすいかも。Bタイプであれば5年間だから5,000円だね。うん解りやすい!!
フラット35Sが0.3%優遇で借りられるのはいつまで?
今年の10月からのフラット35Sを使用すると、9月までのフラット35Sと比べて10年間で1万円も損することがわかったと思います。
ではフラット35Sを0.3%の金利優遇を貰うためには、10月までにフラット35Sを借り入れしなければならないのでしょうか?
答えはNOです。答えはこちらです。
平成29年9月30日以前の申込受付分
当初10年間 年▲0.3%
平成29年10月1日以後の申込受付分
当初10年間 年▲0.25%
出典:フラット35
赤字で書かせていただきましたが、今年の9月末までに事前審査の申し込みを行えば金利優遇の枠が0.3%になります。よって10月までにフラット35Sを借りなくても大丈夫です。
ただし事前審査・本審査の回答には期限があり、回答から半年以内に融資の実行をすることが条件になっているケースがほとんどです。仮に9月末に審査をして10月末に回答がもらえれば、遅くともH30年4月末に決済をしなければいけませんので、注意が必要です。
よって来年の4月末~5月末までに引き渡しができる物件がフラット35Sの0.3%の枠を受けられる物件となります。それ以降は0.25%です。
筆者予想!フラット35Sの金利引き上げと同時に子育て支援制度がスタートすると予想
フラット35が金利が引き上げされて、このままというわけがないです。フラット35Sの金利が0.25%になった時期から、更に安く借り入れができると筆者は予想します。
これには理由が2つあります。
まず1つ目の理由として、特例として2年前にフラット35Sを使用すると金利優遇が0.6%もありました。国の予算が尽き、この政策が終わった段階でフラット35Sは金利が0.3の金利優遇に戻ってしまいましたが、店頭金利が一気に0.3%ほど安くなったのです!!
フラット35S金利優遇で安くなるよりも、通常のフラットの金利が安くなったほうが支払い期間も長い為、結果かなり安くなります。
当時は1.4%台だったのに、政策が終わってからは1.1%台になったので、逆にフラット35Sの特例措置を使う前より安くなってしまったのです。
2つ目の理由は子育て支援制度の有識者会議が4月23日に設置されて、それから半年も時間があるのです。フラット35Sの国の予算は確かに減りつつも、子育て支援の特例を出すタイミングとしてはベストタイミングなのです。
子育て支援は5年間で0.25%の金利優遇を受けることができますから、10月からのフラット35Sの0.25%の金利優遇を含めて、最大0.5%の金利優遇を受けることができる可能性だってあるのです。
一概に9月までに慌てて申込みするよりも、かえって金利が安くなる可能性もあると筆者秋は予想します。
まとめ
フラット35Sの金利優遇についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
フラット35Sの金利優遇が減るのはショックかもしれませんが、月々に換算するとたったの90円しか変わりません。それよりも子育て支援制度と併用したほうが総支払額が安くなりそうですので、フラット35の申込時期は慎重になったほうがいいかもしれませんね。
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最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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