枠組壁工法【ツーバイフォー】とは何?住宅営業マンが教える5つの欠点とは



出典:http://www.2x4assoc.or.jp/build/05platform.html

住宅購入や家を建てる方が必ず気にするのが家の構造ではないでしょうか?

もく木造住宅を考えている方で一度は聞いたことがあるツーバイフォー【2×4工法】

2×4とは2インチ×4インチのことで、1インチが約2.56㎝です。

ツーバイフォーとは横5.1㎝の縦11.2㎝の木材を組み合わせて壁を作り、家を箱状にして作り上げるアメリカ発の工法です。

建売住宅でツーバイフォーを採用しているのは大手企業の東●住宅が有名です。

ツーバイフォーの一般メリットは地震に強く、防火性も高く、工期も早く終わるなどのイメージが強いですが、欠点があるのも事実

今回は在来工法の物件を販売している筆者がツーバイフォーのデメリットと、改めて思うメリットをお話していきます。


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ツーバイフォーは雨に弱い!梅雨の時期に家を建てるのは止めとけ


ツーバイフォーは在来工法とは工法上異なり、1階部分から順番に壁を作り、各階が箱状になったら屋根を最後に設置します。

ツーバイフォーの工程の流れ 2階建ての場合

1.基礎の土台を作り、1階の壁を作る。

2.1階の天井を作り、2階の床を作る。1階完成

3.2階の壁を作る。

4.2階の天井(屋根)をつくる。

やっとここで雨が防げます。

在来工法の建築工程の流れ 2階建ての場合

1.基礎の土台を作り、2階までの骨組みを組む

2.屋根をつける。

ここまででわずか1日で屋根をつけ終わります。


ツーバイフォーの工程から見ると最後に屋根を設置してますが、建築中に雨が降ってきたらどうなるでしょうか?

骨組みの木材がびしょびしょに濡れますよね。

雨に濡れてしまった木材が乾く前に外壁工事や内装工事が行われた場合はどうなるでしょうか?

当然雨が乾いていないところから木材の腐食に繋がります。ツーバイフォーの物件は確かに長持ちしますが、木材が雨に濡れていない場合の話です。

ツーバイフォーはアメリカでよく使われておりますが、アメリカは雨が降らない気候だからツーバイフォーのメリットを最大に生かしきれているのです。

一方日本は世界の中で雨の降る量が上位な国の為、建築中の雨に弱いツーバイフォー工法は日本ではあまり馴染まない工法なのです。

絶対に梅雨の時期に



ツーバイフォーで建築してはいけません。

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気密性が高いことから起こる結露


ツーバイフォーのメリットとして、壁全体を箱状にしているため、気密性が高いが挙げられますが、それ故に起こる問題が内部結露です。

何故結露が起きるかというと、室内の温度が気密性が高いゆえに下がらず、一方外の気温は低いため、その温度差によって内部で結露が起きてしまいます。

すなわちツーバイフォーは結露しやすいのです。

対策として壁と石膏ボードの間に防湿シートを敷くことが主な対策の1つです。壁の内側の湿度を防湿シートで極限に抑えれば、結露のほかカビなどの対策にもなります。

壁全体で支えている為、自由にリフォームができない。


出典:http://www.tairiku-s.co.jp/custom_s/page/19

在来工法は主要な柱と筋交いで家を支えているのに対して、ツーバイフォーは壁全体で支えています。

在来工法でリフォーム行う場合は、筋交いの入っている壁(耐力壁)以外を壊して部屋を広くすることは可能です。

しかしツーバイフォーは壁全体で家を支えている為、壁を壊すのは論外!窓を増設するのですら出来ない事が多いです。

2020年にはリフォーム市場が現在の5倍と言われており、古くなる家を長間持ちさせる動きがあります。

リフォームの自由性が奪われるのもツーバイフォーの欠点でしょう。

間取りに制限があり、窓は多用できない。


ツーバイフォー工法は上記のリフォームに対しても制限が出るように、建築する際の間取りに対しても制限があります。

・壁を箱状に設計するため、変形字型の建物は建築することができない(三角形の家など・・)

・壁に窓用のスペースを必要以上に作ることができない。

ツーバイフォーは四角い箱状でできる建物にはめっぽう強いですが、土地が変形字型だったりする事で三角形の住宅を建てる事はできません。土地は整形地で広い敷地でなければツーバイフォー住宅はオススメできません。

壁一面に窓を沢山も作って日当たり良好の家を建てたい方もツーバイフォーはオススメできる工法ではありません。

壁の面が広ければ広いほど強度を保つことができますが、窓を壁一面に設けることで壁の面の面積が減り、建物の強度を保つことができないのです。


出典:http://daikyohome129.livedoor.biz/archives/50717698.html

壁全体がほぼ窓っていうのは難しいでしょうね。

ツーバイフォーは完成された工法!これ以上進化する工法では無い


ツーバイフォー工法はすでに組み立てる順番が決まっており、更には機械で柱や壁を簡単に製造することができます。

製造された柱や壁を現地で積み木のように組み立てれば家の骨組みは簡単に完成します。

つまりツーバイフォーは職人の腕によって出来具合が左右されず、職人の誰がやっても問題なく組み立てられる完成された工法なのです。

しかし完成された工法ゆえに進化するポイントも無い・・

一方で在来工法は違います。まだまだ進化の可能性を残しています。在来工法の歴史の最初は大木を太い柱にして、数本の太い柱の組み合わせて家の骨組みを作っておりました。

しかし戦後に太木が取れなくなった為に、細木を大量に使用し、柱と柱の間に筋交いを設けることで大木を使用していた以上の強度にすることに成功しました。

更に柱と筋交いにアンカーボルト(金属)で止めることで、更に強度UPすることに成功したのです。

私もこれからどんどん在来工法のように



進化



していきます。

まとめ

今回はツーバイフォー住宅の欠点についてお話させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

ツーバイフォー住宅は間取り制限やリフォームがしずらいという欠点もありますが、安全性は現在の在来工法よりはるかに上です。なぜなら職人の腕に左右されず同じ品質で作り出せるというのは住宅を購入するうえでかなりのウェイトを占めるからです。

注文住宅でツーバイフォーを検討している方は、上記のデメリットを踏まえた上でご決断していただければ嬉しいです。

*このブログでツーバイフォーについて知って頂き決断してくれたっていうのは素直にうれしいです。役に立っている気がする。

この記事などで思ったことがあればコメント等を頂けると嬉しいです。コメントお待ちしております。

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