昨日は2016年の宅建試験の合格発表の日でしたが、ゴルフだったため結果が見れずにおりました・・・
そして今日、家のポストをみると・・・
入ってましたよ!ハガキが!!
合格です
結果は自己採点通りであれば44点かな・・
今年の宅建試験の合格ラインは35点と非常に高い点数でもありますが、9点も上回ることができました。
しかし実はここまで来るのに3年もかかっております。
3回目の試験でやっと受かったわけですが、正直年々難しくなってきているのは間違いないです。
今年の勉強時間は2月から初めており、基本的に毎日1時間しておりましたので、250時間ぐらいは勉強していたのではないでしょうか。(宅建だけは本当に勉強しました。)
私は1回目の2回目の受験で落ちた経験から、3回目の勉強方法をガラッと変更し、宅建を合格しました。
今ではその方法を使い、宅建と同等偏差値とされているファイナンシャルプランナー2級は、たったの50時間の勉強時間で合格することもできております。
これから受験・もしくは今回不合格になってしまった方に向けて、筆者が3回目で合格した体験談・勉強のコツなどをお伝えさせていただきます。
目次
筆者が宅建を不合格してムカついて壁に穴をあけた体験談と合格した体験談
筆者がこれまで宅建を受けてきた経緯とお伝えすると
不動産業界に入って独学で2年目に初受験をしました。このときにアットホームで同業者の5点免除を受けてからの受験でした。
一般の方からすると5点免除があるから同業者は宅建試験が簡単に思えるはずです。
事実そうだと思います。
しかし5点免除もある中で私の結果は・・・(自己採点ベース)
・1年目の結果は合格点32点に対して31点
・2年目の結果は合格点31点に対して30点
無念過ぎるWW
2回の試験とも最後の1点が足りなくて今まで悔し涙を流しておりました。
生きている心地がしなかったです。マジで・・・
しかも2chなどで、宅建試験日のスレなどを見ていると・・・
「宅建を受からない奴はFラン大以下」なんてコメントをみて、おれはGランかなんて思ってましたよ。
自己否定ですね。ムカついて壁に穴もあけたこともあります。(笑)☜今思えばめっちゃヤバいやつそれほど精神的に苦しかった。
会社からも当然プレッシャーがかかります。こんな感じで
上司:「早く宅建とれよ・・お前が契約するときになんで俺が重要事項説明書を読まないといけないの?」
筆者:「すみません。今年こそは受かります!」
これを2年目にいわれてしまったので、2年目に不合格になった時は不動産会社をやめようとまで思いました。
ですが、合格体験記を読んでみると、自分の勉強法がいかにダメだったかに気が付きます。
これじゃあ受かるわけないよね・・・と
それから1年間は過去2回受験の反省を生かして、今までと勉強方法と本番試験までの過ごし方を変えました!!
3度目の正直・宅建の勉強方法のコツとは!?
宅建試験とは例年難しくなってきているので、1回目・2回目で行ってきた過去問を解いて暗記する作戦はもう通用しないと思っております。
そこで3度目では暗記作戦をやめることにしました。
今まで行っていた不合格の勉強法
1.教科書しか読まない。(インプットだけ)
2.暇な時の過去問を解く、1カ月前は毎日解く(継続性がない。間違えた問題はなんとなくの理由しか覚えない。点だけで解釈)
3.本番の事を考えていない(ぶっつけ本番、本番までの準備不足)
3度目の宅建試験合格した時に明らかにこれまでの勉強法と3点違うことがあります。
1・毎日教科書を読み問題を20問解く(継続する・インプット、アウトプットを高速で回す)
2・解らない言葉をインターネットでググる(わからない問題はそのままにしない。再度良質なインプットを行い、最初は点で覚えたことを線にして最終的には面になるように覚えてきた。)
3・模試を本番1カ月前に2回やる(本番のイメージを行い、時間配分を確認する。)
1番と2番を毎日繰り返し行ってきました。詳しく見ていきます。
1番:教科書を1項目を毎日20分読み、毎日読んだ項目の問題を20問解く インプットとアウトプットを繰り返す。
まずは勉強方法ですが、私の場合は2月から勉強を開始して民法であれば、「行為能力者」の勉強を1日で20問解く、次の日は「代理」で1日20問解くなど1日で細かく勉強していきます。
このときにテキストを見てから問題を解くと効率がすごく良いです。
ここでいう問題は過去問ではありません。1問1答の教科書を使うことで、手軽に勉強ができ、1日一項目の勉強を行うことができます。オススメしたい教材はこちらです。
テキストで内容をインプットして、すぐに問題といてアウトプットをするというサイクルが非常に効果的です!!
これを行う事で各項目の理解が早くできるようになりました。(教科書を読むだけのインプット学習は絶対ダメ!!不合格濃厚です。)
宅建試験に出てくる項目は「民法・宅建業法・法令上の制限」勉強しようとすると大体2カ月あればすべて網羅することができますので、ぜひやって見てほしい学習法です。
大体1日1時間あればこれはできます。
逆にコストを上げる(一気に勉強)は継続率にかかわるので全くお勧めしません。
2番:解らない言葉をインターネットでググる
問題を解くプロセスにおいて、これをするのとしないのでは、理解力のスピードが天地の差になります。
1番の問題を解いていくと、問題を間違えます。間違えた理由をただ覚えるだけではなく!
問題を間違えた理由をしっかりと検証してほしいと思います。
民法を解いている時の回答で「第414条」と書かれていた場合・・以前の私は414条をスルーして間違えた理由だけ覚えておりました。
これではダメです。典型的にまた落ちるパターンです。
解らない言葉はインターネットですぐに調べて、実際に414条とはどういうものかを理解してイメージすることによって、今まで間違えた理由だけを覚える方法の点の覚え方から、線で覚えることができるようになるのです!!
線で覚えられるようになれば、点で覚えるより忘れることも減ってきます。
この作業が一見非常にめんどくさく感じるかもしれませんが、これを行う事で忘れたからもう一度勉強するなどという非常に効率の悪い勉強をせずに済むのです。
かえって効率的なのです。
3番:宅建模試を本番1カ月前に2回行う
宅建試験の点数の伸び具合で一番伸びるといわれているのが、本番前の1カ月になります。
ここの時期をさぼると今までの苦労が台無しになります。
さらに集中して10月の第三週目の日曜日まで勉強しましょう。
2度も宅建試験におちている私は、本番前に模試を2回受けることにしました。
1回目の模試は「資格の大原」の模試を受けてきましたが、宅建業法が難しすぎてわずか12点しか取れなかったのを記憶しております。
あの時が9月21日だったのでこれはやばいと思って、宅建業法を中心に色々な問題を解いてきました。
そして2回目の模試は、本番前日の模試を受けてきました。
結果は36点だったのですが、基本的なところを8問も落としていたのです。
最後に教科書で確認しながらまた問題を解けば、本番では解けるようになります。
模試2回分の費用は当然お金はかかりますが、2回模試を受けるのはたったの1万円ぐらいです。
試験が受からなければ、また来年7,000円払って受験をするのですから、これに比べれば安いものです。
模試を受けることで現在の苦手なところや自分の立ち位置が明確になり、勉強するモチベーションも上がります。
ここはケチらずにお金を使ってでも合格の可能性を上げていきたいところです。
点数が伸びるのは本番前1カ月!毎日2時間は勉強しておきたい。
私が2016年の9月21日に埼玉全宅連で受けた宅建試験ですが、その点数はなんと32点と30点以上言っていたのですが、内容が最悪でした。
民法8点、法令上5点、税法2点、5点免除5点、宅建業法・・・
12点ww
これでは受からないって悟りましたよ・・・はい。
それから間違えた問題と、宅建業法の10年分の過去問2周と、市販の模擬対策テストをやりまくりましたよ・・・
おかげで前日の模擬試験は36点と合格圏内でしたが、今度は民法が5点だったので、模擬テストで間違えたところをテキストと過去問をできるだけ解きまくりました。
頑張った結果、本番のテストのほうが簡単で44点ってことです。
私の場合は本番前の1カ月で5点ぐらいしか伸びていないですけど、すごい人は平気で10点とか伸びますからね。
本番前の模試と前日模試はホントお勧めですよ。
点で覚える暗記は自分のものにする事を後回しにしているにしか過ぎない。暗記法の勉強は日本教育の弊害
私の1回目と2回目の勉強法は暗記をしているだけにしか過ぎませんでした。
不動産会社に勤めているというおごりもあったのだと思います。教科書を何ページよんで満足みたいな・・・
こんなんじゃ受かるわけがないんですよ。
もしそんな勉強をしている方がいるのであれば、一生受からないのでやめましょう。
インプットだけじゃダメなんです。
インプット(教科書を読む)をしたら、アウトプット(問題を解く)を行うことでインプットしたことが本当に理解しているかのテストを行い、テストでも問題がなければそこで初めて自分の知識として蓄えられます。
教科書だけ読んで暗記しようとしたって、人間の脳は容赦なく覚えたことを忘れていきます。
忘れることには一定のリズムがあり、それを忘却曲線といいます。以下引用
エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。
- 20分後には、節約率が58%であった。
- 1時間後には、節約率が44%であった。
- 約9時間後には、節約率は36%であった。
- 1日後には、節約率が34%であった。
- 2日後には、節約率が28%であった。
- 6日後には、節約率が25%であった。
- 1ヶ月後には、節約率が21%であった。
出典:Wikipedia
この忘却曲線では勉強してからわずか20分で42%の事を忘れ、1時間後には56%の事をわすれ1カ月後には約8割の事を忘れているってこと。
つまりあなたが一生懸命毎日教科書だけを読んでいたとしても、1カ月後には8割の事を忘れていることになります。
インプットとアウトプットを高速で行っていくことこそが宅建試験及びほかの試験の合格の近道になります。
暗記法で勉強するのだけはもうやめようよって話です。
まとめ
・2016年の宅建試験の合格点は35点とここ最近での高得点!例年問題が難しくなっているので暗記だけで受かる試験ではないという事
・1日各項目を20問解いて、インプットとアウトプットを繰り返しながら、解らない言葉がでてきたらググって調べるべき!調べることで点で覚えるのではなく、線で覚えることができる。
・本番1カ月前に2回模試を受けることによって、自分の苦手なポイントや現在の立ち位置がわかる。そのため本番での得点が大幅に伸びる事から、模試代をケチらずに受けるべき!
宅建合格体験談いかがだったでしょうか?
今年宅建試験に落ちてしまったからはとっても悔しい気持ちだと思います。特に不動産業界の方は上司から怒られる場合だってあります。私も経験済みです。
だからこそ落ちたとわかってからできるだけ早く1日20問問題を解いて、来年笑顔が迎えられるようになっていただければ嬉しいです。
記事を読むだけではインプットにしか過ぎませんので、実践してみることでアウトプットをしてみましょう。下記の教材は本当にお勧めです。