昨日に転職やお部屋探しで有名な(株)リクルートが【SUUMO Measure】というアプリをリリースしたニュースを見た筆者の秋はITの進化にただ驚いています。そしてこのニュースを見た瞬間にこう思ったよ・・・
「あと3年ぐらいで住宅の販売の方法がマジで変わるな」と!!
昨年はVR元年と言われ、さっそくVRの技術に目を付けた東急リバブルは未完成のマンションをVRで完成後のイメージを仮想空間を見せて販売したり、賃貸ではIT重説を利用して契約している業者がちらほら出てきている状態。
そして今回の【SUUMO Measure】はGoogleのAR技術「Tango」を利用する事で、物件の内覧時に実際に家具や家電が希望の場所に配置できるかを視覚化することができるアプリ
こんな感じ
出典:https://digitalpr.jp/r/20913
あらかじめに自宅の家具の寸法を調べ、同アプリに登録すれば無料でアプリを使うことができるけど、現在ではGoogleのAR技術「tango」を使用できる機種が昨年12月に発売されたばかりの「Lenovo Phab 2 Pro」しか無い為、同機種を持っていなければアプリを使用できないという制限がある。
よって【SUUMO Measure】が世間に知れ渡るのはまだまだ先の話だけど、このアプリが知れ渡れば、これからの物件探しの常識が変わるんじゃないかと思ったので、このアプリの活用方法で住宅購入の常識が変わるかを解説してみるとする。
新居に引っ越しの際に持っている家具が入らない事を防ぐ!
新築戸建やマンションの引っ越しの際によく起きるトラブル事例は、冷蔵庫やソファなどの大きな荷物を階段から運ぶことができず、クレーン車で釣り上げて運ばなきゃいけなかったり、新居に使用予定の家具が入らなかったりするトラブルが増えてきております。
多くの方は、今持っている家具の事を考えずに住宅購入をしている方が非常に目立ちます。私の実体験として、都内の物件を購入していただいたお客様より、斜線制限の影響で天井が三角形になり、エアコンが入らないというトラブルに発展したことが有ります。
これからは【SUUMO Measure】でエアコンの寸法を登録しておけば、事前に斜線制限の部屋でエアコンがはいるかを確認することができます。当然エアコン以外にも、テーブル、ソファー、テレビをリビング置いたときのレイアウト、移動する導線がきっちり確保できるかを確認することもできる優れもの!
新築時は家具等は何も置いていないので広く感じると共に、間取りの畳数で判断しがちですが、実際に家具を配置してみると、移動する導線がグチャグチャだったり、持っている家具が大きすぎて狭かったりと、内覧している時に気が付かないのです。
住宅購入をされた方で後悔されている方が多いポイントですので、事前に引っ越し後にも使用する家具の寸法を確認しておきましょう。
SUUMO Measureがもたらす新たな可能性は不動産屋が家具販売する時代!?
このアプリを見た瞬間にこれは不動産屋はとうとう家具も販売するようになるかもしれないと感じました。
私の経験値状の話ですが、カーテン屋さんやケーブルテレビ屋、リフォーム屋(カーポートなどのオプション工事)などの方々はよく相談等はありますが、家具屋から提案されたことはありませんでした。
住宅購入に合わせて新しい家具を購入したいというお客様のニーズはあるはずなのに、私たちはあえてそこにビジネスチャンスを感じていない気がします。他の大手仲介さんでも家具の提案をしているのは見た事ありません。なぜか?
お客様の趣味や予算の問題もあると思いますが・・
1番は購入する家具が物件に入らなかった時のトラブルが一番怖いからです・・・
住宅を購入した買主が新たに家具を買う理由としては、新居のあるスペースに家具を置きたいという心理が有ります。要はそのスペースに置けなければ無駄なものになってしまいます。
そんな状況で不動産屋である私たちが、不適格な家具を紹介したら・・・トラブルになりますよ。
でもSUUMO Measureを使用すればどうでしょうか?事前にカタログを家具屋から入手してきて、寸法をアプリに登録すれば、内覧しながら映像で家具を紹介することだってできます。
引渡し前の現地確認の時にカタログを持って、家具を紹介して購入していただければ、家具屋さんからバックをもらえば、お互いwin-winの関係になります。
今までは寸法がわかっても、現場で映像による視覚化ができなかったので、家具の販売までには踏み出せていませんでしたが、今後は家具屋との連携で家具の販売をする不動産屋も出てくると思いますよ。
まとめ
SUUMO Measureのアプリのすばらしさと住宅購入の変化についてお話させていただきましたがいかがだったでしょうか?
このニュースを見た時になんども言いますが、ITの進歩によって不動産取引が大きく変わる時代だと日々感じますが、今すぐに不動産取引がITによってすぐに変わるとは思えないので、現在住宅を探している方にとってみれば恐らく今回のニュースも他人事かもしれません。
しかしITの進化が進んでいる今不動産取引以外でも大きく変わることは間違いないので、この記事のITに対する考え方が参考になれば幸いです。
この記事が役に立ったと思った方は、コメント等を頂ければ非常にうれしいです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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